こんにちは!編集部のミナミです。
最近、私の周りでも「ドバイに移住したい」「ドバイで会社を作りたい」という相談が急増しています。SNSでもドバイのキラキラした様子をよく見かけますよね。
でも、ちょっと待ってください。「税金がゼロだから」という理由だけで飛び込むと、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあるんです。
実際にドバイで法人を運営し、生活している私だからこそ話せる、「リアルなメリット」と「痛いデメリット」。そして、数あるエージェントの中で「なぜ私がMDSという会社を推すのか」という理由まで。
今回は、良いことも悪いことも全部包み隠さず、 ドバイ法人設立を検討している経営者の方、フリーランスの方へドバイ法人設立のメリット・デメリット解説。
この記事が、あなたの人生の大きな決断の助けになれば嬉しいです。
なぜ今、世界中の起業家がドバイを目指すのか?

まずは、全体像からお話ししますね。 ここ数年、ドバイ(UAE:アラブ首長国連邦)への法人設立ラッシュは凄まじいものがあります。
以前は「石油王の国」「観光地」というイメージでしたが、今は「世界最先端のビジネスハブ」としての地位を確立しています。
私の実感として、ドバイを選ぶ理由は大きく分けて3つ
- 圧倒的なタックスメリット(節税効果)
- ビジネスのスピード感と親和性(特にWeb3、IT、貿易)
- 治安とライフスタイルの質
ただ、2023年6月から法人税のルールが少し変わりました。「ドバイ=完全無税」という知識のままだと危険です。そのあたりも後ほど詳しく解説しますね。
ドバイ法人設立のメリット
まずは、皆さんが一番気になっている「メリット」から。正直、このメリットは他の国ではなかなか味わえないレベルです。
① 世界トップクラスの税制優遇
やはり最大の魅力はこれですよね。
・法人税:基本的に0%(※条件あり)、または9%。 日本の法人税が実効税率で約30〜34%であることを考えると、9%でも破格です。しかも、フリーゾーン(Free Zone)という経済特区を活用し、条件を満たせば引き続き0%が適用されるケースも多いです。
・所得税・住民税:0%。 これが個人にとっては最強のメリットです。役員報酬をどれだけ取っても、個人の所得税はかかりません。日本だと住民税と合わせて最大55%持っていかれますよね…。
・キャピタルゲイン課税:0%。 株や仮想通貨(暗号資産)の売却益も非課税です。投資家の方がこぞって移住する理由はここにあります。
② ビザ(居住権)の取得しやすさ
ドバイで法人を作ると、自分自身に「投資家ビザ(パートナービザ)」を発行できます。
・更新頻度:基本は2年に1回(条件により10年のゴールデンビザも)。 ・家族のスポンサーに:自分がビザを持てば、配偶者やお子さんのビザも簡単に発行できます。 ・ドバイにいなくてもOK:以前は「6ヶ月に1回の入国」が必要でしたが、現在はルールが緩和されつつあります(※ビザ維持だけならハードルは低いです)。
③ 英語だけでビジネスが完結する
中東=アラビア語? と思うかもしれませんが、ドバイの人口の約90%は外国人です。 ビジネスも、役所の手続きも、スーパーの買い物も、すべて英語で通じます。契約書も英語が正本として認められます。
④ 世界中へのアクセスが抜群(ハブ空港)
エミレーツ航空の本拠地であるドバイ。ヨーロッパ、アジア、アフリカのちょうど真ん中に位置しています。 「ロンドンまで7時間」「東京まで10時間」。グローバルに活動する経営者には最高の立地です。
ドバイ法人設立のデメリット
さて、ここからがミナミの本領発揮です(笑)。
エージェントのキラキラした広告には書かれていない、「リアルな苦労」をお話しします。ここを覚悟していないと、心が折れますよ。
① 銀行口座開設のハードルが高い(これが最大の壁!)
「会社はすぐに作れるけど、銀行口座が開かない」 これがドバイあるあるのNo.1です。
マネーロンダリング対策(AML)が年々厳しくなっており、実体のないペーパーカンパニーだと判断されると、法人口座の開設を断られます。 数ヶ月待たされた挙句に「拒否」なんてこともザラにあります。
② 物価・家賃の高騰が止まらない
世界中から富裕層が集まっているため、インフレが凄まじいです。 1LDKの家賃で年間300万円〜400万円は当たり前。日本食スーパーで納豆を買おうとすると、日本の3倍以上の値段で躊躇します(笑)。
③ 夏が暑すぎる(40度〜50度)
6月から9月は、外を歩けません。本当に、サウナの中にいる状態です。 この時期はドバイを脱出して、涼しい国で過ごす「デュアルライフ」ができる人でないと、精神的に参ってしまうかもしれません。
④ 2023年導入「法人税9%」の複雑さ
「ドバイは無税」は過去の話になりつつあります。 一定額以上の利益に対して一律9%の法人税が導入されました。「フリーゾーンなら0%」を維持するためには、「適格所得(Qualifying Income)」という細かい定義を満たす必要があり、専門家による会計監査が必須になっています。
ここだけの話、エージェントは「MDS」一択だと思う理由

ここで、これから設立を考えているあなたに、私からの超具体的なアドバイスを挟ませてください。
ドバイには星の数ほど法人設立代行エージェントがありますが、日系企業で設立を考えているなら、正直「MDS」にお願いするのが一番の近道であり、安全ルートです。
なぜ私がここまでMDSを推すのか? 理由は明確に3つあります。
理由①:銀行口座開設のサポート力が桁違い
デメリットでお話しした通り、ドバイでの最大の難関は「銀行口座」です。 多くの格安エージェントは「会社設立まではやりますが、口座開設はご自分で」というスタンスで突き放します。これ、本当に地獄を見ます。
その点、MDSは「銀行口座開設までがゴール」というスタンスで伴走してくれます。 特にMDSは大手決済サービス「Payoneer」と提携しており、MDS経由だと海外送金手数料が0.5%(通常より圧倒的に安い!)になる特別枠があったりします。この金融面のコネクションの強さは、他のエージェントにはない強みです。
理由②:VIP待遇で手続きが終わる
ドバイでのビザ発行には、現地の病院で健康診断(血液検査など)が必要です。 通常だと、混雑した病院で何時間も待たされるんですが、 社長の時間は貴重です。こういった「時間の無駄」を徹底的に省いてくれる配慮は、さすが日系最大手だなと感じます。
理由③:設立後の「税務・会計」まで丸投げできる
先ほど触れた「法人税9%」問題。これを回避するためのタックスプランニングや、毎年の決算・監査対応は、素人には無理です。 MDSは現地の強力な会計ファームと提携しているので、「設立して終わり」ではなく「設立後の節税」までワンストップで任せられます。
正直、MDSの費用は「業界最安値」ではありません。もっと安い業者は探せばいます。 でも、安さに釣られて変な業者に頼み、「半年経っても口座が開かない」「税務申告をミスって罰金」というトラブルに遭っている人を私は何人も見てきました。
「安心とスピードをお金で買う」と考えれば、MDSは決して高くない。これが私の結論です。
ドバイ法人の種類と費用感
【フリーゾーン vs メインランド】
基本的には、以下の基準で選べばOKです。
・フリーゾーン (Free Zone): Webビジネス、コンサル、投資家向け。 外国人100%所有OK、コストが安い。
・メインランド (Mainland): 飲食店、小売店、不動産仲介など、ドバイ国内で実店舗を持つビジネス向け。
| 特徴 | フリーゾーン (Free Zone) | メインランド (Mainland) |
| 概要 | 外国企業誘致のための経済特区 | UAE国内どこでも活動できる通常法人 |
| 資本比率 | 外国人100%所有OK | 現在は多くの業種で外国人100%OK |
| ビジネス範囲 | 原則、特区内または海外との取引のみ | UAE国内・海外問わず取引可能 |
| オフィス | バーチャルオフィスでもOKな場合が多い | 実体オフィスが必要な場合が多い |
| ビザ | 取りやすい | 取りやすい |
| コスト | 比較的安い | 少し高い傾向 |
| 向いている人 | トレーダー、コンサル、IT、Web3、海外相手のビジネス | 飲食店、小売店、UAE国内向けサービス |
【費用の目安(MDSなどを利用した場合の概算)】
「結局いくらかかるの?」という部分ですが、ざっくり以下のイメージを持っておいてください。
<初期費用>
合計:約200万円 (ライセンス料、ビザ申請、健康診断など込み)
<2年目以降の維持費>
年間:約180万円 (ライセンス更新、オフィス代、会計監査費用など)
「維持費0円」なんてことはありません。会社を維持するだけで年間100万円以上はかかる国です。ここをしっかり計算に入れておきましょう。
ドバイ法人が「向いている人」と「向いていない人」
【向いている人】 ・場所を選ばない仕事の人(ITエンジニア、Webマーケター、コンサルタント) ・仮想通貨(Web3)長者・トレーダー ・年間の利益が3,000万円以上ある人(コストを差し引いてもメリット大) ・「海外で勝負したい」という野心がある人
【向いていない人】 ・日本国内の店舗ビジネスがメインの人 ・年間の利益が1,000万円以下の人(日本の税率とドバイの生活費・維持費を比較すると、日本の方がお金が残る可能性が高いです) ・英語や異文化に対するアレルギーがある人
まとめ:ドバイは「覚悟」がある人には天国
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます!
ドバイ法人設立は、単なる「節税対策」ではありません。 「グローバルな視座を手に入れ、世界中のチャレンジャーと繋がるためのチケット」だと私は思っています。
確かに、銀行口座は開きにくいし、夏は暑いし、物価は高いです。 でも、朝起きて、ブルジュ・ハリファを見上げながら、「今日はどこの国の誰とビジネスをしようか」と考える毎日は、日本では味わえない刺激に満ちています。
そして、その第一歩を踏み出すなら、余計なトラブルで消耗しないためにも、MDSのような信頼できるパートナーを選ぶことを強くお勧めします。 ビジネスの本質以外の部分(手続きやトラブル対応)で時間を浪費するのは、経営者として一番もったいないですからね。
「メリット」だけでなく、「デメリット」もしっかり理解した上で、それでも挑戦したい!
そう思うあなたなら、きっとドバイで成功できるはず!
